人間生活文化研究
Online ISSN : 2187-1930
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障害児保育における重要事項
桃井 克将
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2017 年 2017 巻 27 号 p. 654-657

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抄録

 本稿では,「障害児を支援する際の重要要素」と題し,学生が障害児とかかわる際に重要であると感じる事柄を「バイステックの7原則」を用いて整理し,今後の障害児保育における教授内容の一助を得ることを目的とした.結果,児童を対象とする保育士を目指す学生ならではの回答が得られ,その結果はグループごとに異なっていた.本演習で学生は,それぞれが実習で体験したことやこれまでに学習してきたことを参考に活発に議論していた.本演習は,「こうするべきだ」という 「べき論」に立った援助ではなく,それぞれの保育士によって価値観も違う中,児童のよりよい生活を目指し援助している点を,特に障害児支援に着目しながら理解させるために実施した.どうしても,理論系科目で扱われる「~の原則」といったものが出てくると,「そうしなければならない」 と型にはまってしまう.勿論,型を用いることも大切であるが,それぞれの援助者の価値観も重要視しつつ,お互いに連携しながら関わっていくことの重要であることをグループワークを通して学ぶ機会となったのではないだろうか.

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© 2017 大妻女子大学人間生活文化研究所
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