人間生活文化研究
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原著論文
マルチチャネルショッパーにおける,ビジュアル・マーチャンダイジングへの満足感と知覚リスク低減効果との関係性
吉井 健
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2020 年 2020 巻 30 号 p. 978-996

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抄録

 本稿の目的は,リアル店舗とネット店舗を往来してアパレル商品を購買するマルチチャネルショッパー,すなわちショールーマーとリバース・ショールーマーにおいて,いかなるリアル店舗のビジュアル・マーチャンダイジング(以下,VMD と記述する)の構成要素に満足感が高まるのか,そして,VMD への満足感が知覚リスクの低減効果への満足感にいかに影響を与えるのかを明らかにすることとする.

 本分析では,設定仮説に基づき,インターネットリサーチ方法にて,アパレル商品を購買したショールーマーとリバース・ショールーマーを対象に,情報探索と購買に関するアンケート調査を行った.分析手法としては,共分散構造分析を採用し,検証を進めた.

 本分析結果より,ショールーマーとリバース・ショールーマーは,VMD への満足感を高め,知覚リスク低減を図ることが分かった.これにより,アパレル小売事業者として取り組むべき,VMD施策案と課題を提示した.

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© 2020 大妻女子大学人間生活文化研究所
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