保全生態学研究
Online ISSN : 2424-1431
Print ISSN : 1342-4327
カワラノギクの保全生物学と保全実務
倉本 宣
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ジャーナル オープンアクセス

1997 年 2 巻 1 号 p. 43-53

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抄録
保全生物学という学問と保全のための実務との関係について,多摩川のカワラノギクを例に引きながら考察した.まず,カワラノギクの生物学的な特性の中で保全上重要な項目を整理し,次にカワラノギクの衰退の要因を考察して,その結果に基づいて保全手法を提案した.既に実施された保全の実務について,どのようにすれば保全実務と保全生物学が相互に貢献しあえるかという観点から考察した.また,そのような作業を行なうときに不足している情報の種類を明らかにした.
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© 1997 一般社団法人 日本生態学会

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