東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻
2022 年 30 巻 p. 114-119
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FAU型ゼオライトは,触媒,吸着材および分離膜などとして幅広く利用されている.既往のFAU合成は主に,100°C前後で数日間の加熱により合成されてきた.本研究では,酸処理により脱Al-非晶質粉体を調製し,それを反応性の高い非晶質原料として,種結晶添加法と組み合わせることで,高温(180°C)・短時間(3時間)でハイシリカFAUを合成に成功した.また,得られたFAUは,既報のFAUと比較して特徴的なAl分布を有する可能性を示した.
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