園芸学研究
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栽培管理・作型
栽培条件の違いがブドウ果皮中のレスベラトロール含量に及ぼす影響
西川 豊冨森 聰子輪田 健二近藤 宏哉
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2011 年 10 巻 2 号 p. 249-253

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抄録

三重県で栽培されている生食用ブドウ品種について,収穫後の紫外線照射,着果部位の光量,有袋と除袋および収穫時期などが果皮中のレスベラトロール含量に及ぼす影響を検討した.‘巨峰’では紫外線照射で,‘安芸クイーン’では着果部位の光量が多いとレスベラトロール含量が高かった.また,‘安芸クイーン’および‘マスカット・ベーリーA’では収穫期の果実袋の除去が,‘巨峰’および‘マスカット・ベーリーA’では収穫時期を遅らせることが,それぞれレスベラトロール含量を有意に増加させた.以上のことから,収穫期の果実への光量を増やす栽培管理により,レスベラトロール高含有のブドウが生産できることが示された.

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© 2011 園芸学会
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