抄録
本研究は,高出芽率キャベツ種子選別のための選別方法の有効性を評価することを目的とし,キャベツ種子浸漬液への蛍光物質の漏出を判別することで選別した種子のセルトレイでの出芽率および苗の良否を調査した.未選別種子のセルトレイでの出芽率は95.2%で,異常個体の割合は3.0%であった.一方,浸出液に蛍光が認められた種子を除くと,出芽率は98.5%以上(P <0.05)になり,異常個体の割合も0.9%以下(P <0.05)に低下した.
これらの結果より,キャベツ種子の浸出液の蛍光判別による選別方法は,セルトレイでの出芽率の向上および異常個体の除去に有効であることが確認された.