2020 年 2 巻 p. 36-45
4歳から小学2年生までの子どもの発達調査を全国5地域で縦断的に行い,4年間の協働性のデータが全て揃っている318人の子どもの人とかかわる力の伸びの様相の分析を行った。協働性と自己調整の観察評定値は,年齢が上がるにつれて全体平均では伸びているが,四分位数の中央値で高群・低群に二分して4年間の変容を見ると,協働性も自己調整も16種類に分散され,一人一人異なる様相を見せながら育っていっていることが明らかとなった。社会情動的スキルは一定の発達曲線をたどっていかないこと,一人一人に応じた質の高い保育及び環境の必要性が示唆された。