抄録
多くの企業で既存のサービスだけでなく、未知のサービスを創り出す必要があり、デザイナーの業務においても新たなサービスを提案することが求められている。アイデアをプロジェクト化する為には、発案者はアイデアのビジョンを明確に持ち、様々な人に提案の魅力を最大限伝え、プロジェクト化する意義のある提案であることをアピールしなければならない。本論では提案するアイデアをアメリカの小学校の英語教育で用いられる文章化補助ツールのInverted Triangleを用いることで内省させ、アイデアのビジョンを明確化、発信力を向上する試行実験を行なった。ツール活用前後の主観的評価、客観的評価で被験者に改善の傾向が見られた。