企業革新時は事業プログラムの変革にあわせ人的資源をコントロールすることが肝要である。変革後の事業プログラムに必要な人的資源の見積もりや人材ポートフォリオの変更に関する指針を定式化が可能で、事業プログラム運営に最適な人的資源の質と量を求め、活用する具体的なメソドロジーが求められる。本稿では、先に発表したピンチテクノロジーを応用した人的資源の活用に関する研究成果を拡張して、より効果的に事業プログラムの実施に必要な人的資源(Work Sink)と企業で供給可能な現有の人的資源(Work Source)のマッチングに関するメソドロジーに基づくピンチポイント(需要に対する供給の限界点)に遭遇した場合の解消方策について考察する。