国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
P2Mフレームワークに基づく事業ライフサイクルBCPMに関する研究
濱田 佑希越島 一郎渡辺 研司
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ジャーナル オープンアクセス

2014 年 8 巻 2 号 p. 135-153

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抄録

P2Mフレームワークを適用した事業継続では、事業ライフサイクルを複数のプログラム(サブ事業)に分解し、それぞれのプログラムは3Sプロジェクトの連携として段階的に実施される。サブ事業の価値とそれを維持するための定常業務は、サービスプロジェクトによって確定する。従来の事業継続マネジメント手法は、定常状態にあるサブ事業において主ずるリスクへの対応としては十分効果的であると考えるが、事業ライフサイクル全般を対象とするようには考えられておらず、P2Mフレームワークに基づいて新たなBCP手法を考案する必要がある。このため本論では、事業ライフサイクル全般を通して事業継続を果たすための方法論として、定常業務に入った事業に対するリスク管理と定常に至るまで実施されるプログラムにおけるリスク管理を統合化する手法について検討したので報告する。

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© 2014 International Association of P2M and Authors
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