国際P2M学会誌
Online ISSN : 2432-0374
P2Mに基づく価値蓄積型製品開発手法の提案
平田 隆田隈 広紀
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ジャーナル オープンアクセス

2014 年 9 巻 1 号 p. 83-94

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抄録

IT業界の新製品開発に関連し、プログラム戦略マネジメントに基づく具体的な実施手順と推奨ツールを提案する。また、作業進行度とは異なる進捗測定の基準として、製品開発の「価値蓄積度」を算出する方法を、併せて提案する。提案では、製品開発の早い段階で顧客候補と連携し、製品コンセプトや仕様、製品の販売チャネルを段階的に明確化しつつ、ファーストユーザを確保した形でプロセスを完遂することを目指す。 また導出した提案を有識者から評価頂き、有効性の確認と今後の課題抽出を実施した。今後、本手法の実用化に向け、抽出された課題への対策と試行実験を行い、提案の充実と有効性の検証を図っていく。

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© 2014 International Association of P2M and Authors
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