本論は、第二の人生設計において、P2Mのフレームワークを用い、個人事業会社シンクリエイトを創業した経緯を述べる。自らの人生そのものをプログラムと捉え、環境の変化に対して、現状を見据え、あるべき姿を描き、課題を明確にし、目標を設定し、行動する、というプログラムマネジメントを「自己革新のシナリオ」として取り組む状況を紹介したい。その中で、プロジェクトを「見の想」、プログラムを「観の想」と見立て、「見観マネジメント」という概念を提案する。導出した見観マネジメントが自己革新の中核であることを述べる。そしてチームマネジメントの概念で語られるP2Mに対して、パーソナルマネジメントとしての見観マネジメントの意義について述べる。