国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2009 春季
セッションID: A-1
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A-1 P2Mプログラムマネジメント開発への省察と実現価値向上への試論 : 欧米における最新研究の潮流と進化への論点(PMコンセプト,日本発信の仕組みP2Mコンセプト明確化と発展的展開-イノベーションを促進し、競争力再生と人材育成に貢献する-)
小原 重信
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会議録・要旨集 オープンアクセス

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抄録
プログラムマネジメントは、米国の巨大な行政組織におけるトップダウン型の「戦略策定」のためのシステム分析と予算管理手法に源流がある。これに対し日本版プログラムマネジメントは、ミドルを主役として行政、地域、企業における複雑な企画事業を「戦略実行」に注力する管理手法を開発した。2001年に"Project and Program Management"(P2M)が発刊されたが、この8年間でプロジェクトとプログラムの文脈に多様な議論も生じている。そこで、本論は、P2Mに触発された最近の戦略リンクやポートフォリオを強調する欧米論文の意図を紹介して、プログラムマネジメントの文脈とP2Mの中核となる価値創造視点の統合について省察する。さらに、本社とプログラムの関係と境界論点を整理し、実現価値獲得向上への試論を展開する。
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© 2009 International Association of P2M and Authors
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