国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2009 春季
セッションID: C-5
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C-5 企業価値向上のためのナレッジマネジメント : 可視化のためのナレッジマネジメントの一考察(組織力向上,日本発信の仕組みP2Mコンセプト明確化と発展的展開-イノベーションを促進し、競争力再生と人材育成に貢献する-)
赤穂 満
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抄録
ナレッジマネジメントという言葉が叫ばれるようになってから、10年以上の月日が経過した。その間に、企業とそれを取り巻く環境は大きく変化し、ナレッジマネジメントという言葉が持つ意味も変わりつつある。ナレッジマネジメントは、今では社内の情報を蓄積するだけのシステムではなく、価値創造のナレッジマネジメントへ変わりつつある。この流れは、現在企業の中で起こりつつある情報共有の新たな潮流になりつつある。従来から存在する情報(Information)は、データ(Data)と文脈/背景(Context)により構成されている。一方で、知識(Knowledge)は、情報(Information)に経験(Experience)を加味したもと考えられる。したがって、経験から得た情報を知識として定義し、資産した上で、共有化されているのである。本稿では、知識資産の体系と可視化のしくみについて、最近のIT技術の適用などを併せて、事例を交えて述べる。
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© 2009 International Association of P2M and Authors
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