抄録
外部環境が大きく変動する中で、フォアキャスティングなやり方で目標を定めて、その成果が生み出す社会を想定することは困難である。P2M理論では、ミッションやビジョンを明確にして、将来のニーズに応えるありたい姿を描いて、それを実現するためのプロジェクトを設定し、プログラムを構造化するプロファイリング手法が用いられているが、それを補うためにロジックモデルの導入が有効であることが示されて来た。ここでは、ロジックモデルの歴史的な発展をレビューし、サイコサイバネティックスとの関連を見ながらP2Mにおける理論的な位置付けを行う。