国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2011 秋季
セッションID: E3
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E3 「三方よし」から考えるプロジェクトマネジメント(自由研究トラック,「産業構造転換と変革のためのプロジェクト・プログラム・マネジメント」-東日本大震災の教訓と日本復興のシナリオを探る-)
野間口 隆郎
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抄録

プロジェクトマネジメント方法論は、プロジェクトの最も重要な業績指標をQCD(品質、コスト、納期)としており、これはトリレンマ(3つの相反する課題)を克服することであるといえる。しかし、環境・安全に配慮したプロジェクトの社会的責任を果たすために、ステークホルダー全てを考慮されている指標だとは言い切れないのではないかと考えている。そのため、QCDを包含した形でより広い社会的責任を果たす経営指標を考察したい。そこで、「三方よし」に着目してみたい。近江商人の経営理念である「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)を実現する経営指標は現在でも多くの企業が社会的責任を果たすために取り入れている。そのため、プロジェクトマネジメントの社会的責任を「三方よし」から考察する。

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© 2011 International Association of P2M and Authors
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