国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2011 春季
セッションID: D2
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D2 レシピ設計プロジェクト推進能力向上のためのシミュレーションベースドマネジメント(P2M理論その他研究トラック,「P2Mミッション達成型プロジェクト・プログラムマネジメント」-東日本大震災と福島原発事故の検証-)
河野 浩司橋本 芳宏渕野 哲郎長谷部 伸治
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抄録
バッチプロセスでは、設備は共通のものを利用し、製法を工夫して新規の製品が製造されるケースが多い。新製品のためのレシピ設計業務は、複数の製品に対して並行にあるいは順番に実施されるが、個々のレシピ設計業務には手戻りが多く、その管理は経験に依存していた。本研究では、レシピ設計のシステム化が新製品の迅速生産の鍵となると考え、研究開発から市場化までのレシピ設計過程のモデル化を試みる。モデルにはレシピ設計の各業務の信頼性を表す「確信度」という指標を新たに導入し、その値により業務の手戻りを表現する。そして、複数の開発プロジェクトを推進する組織力を向上させるためのマネジメントについて、作成したモデルに基づくシミュレーションを利用した解析方法を提案する。
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© 2011 International Association of P2M and Authors
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