国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2013 秋季
セッションID: C-1-5
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C-1-5 P2Mを活用した目標設定・評価プロセスの提案(P2M関連の自由論題トラック,グローバル時代の経営と開発マネジメント」~成果を追求するP2Mによる研究、技術、事業、社会への波及~ 市場と公益が共存できるビジネスモデル創出を目指すプログラムマネジメントを考える)
江原 直太郎田隈 広紀服部 光郎
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抄録
システム開発・導入プログラムを成功させるためには、立ち上げ段階におけるプロジェクト目標の設定が極めて重要である。達成すべき目標をプロジェクトチーム内において共有し、アウトカムを意識した演繹的なプロジェクト運営が求められる。しかし、プロジェクトメンバの目標導出やその実績を評価する仕組みが確立されていないため、メンバのプロジェクト目標達成が必ずしもプログラム目標の達成につながらない状況が散見される。この原因として、上位組織の目標が実行組織の目標に恣意的に分解され形骸化すること、既存の組織の目標設定・評価プロセスが、P2Mに適合していないことが挙げられる。この問題に対処するため、ミッション及びプログラム目標の共有を促進し、これをプロジェクト目標として個人目標に落とし込む手順を提案する。さらに中間での目標達成状況から、プログラム全体で人的・知的資源をコントロール可能にする仕組みを提案する。
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© 2013 International Association of P2M and Authors
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