主催: 一般社団法人 国際P2M学会
会議名: 第22回秋季研究発表大会
開催地: 東京農工大学小金井キャンパス工学部 講義棟
開催日: 2016/10/01
p. 138-149
著者らは,企業ビジョンを達成するためのフレームワークとして,「マルチプログラム・プラットフォーム」を提案し,この構造が持つ機能や仕組みを分析することで,顧客視点および内部業務プロセス視点でそれぞれ自立的に活動する研究開発プログラムが,企業の共通価値—企業ビジョン—を達成するために,研究開発戦略の動的アライメントを行う必要性について述べてきた. その過程で,この構造の中心をなすスーパープログラム構造,研究開発オーケストレーション及び意思決定プロトコルの重要性を説明した.本稿ではこれらの検討結果を整理してまとめるともに,選択事例を用いて「マルチプログラム・プラットフォーム」を説明する.