抄録
社会課題の解決による持続可能な社会の実現に向けて、経済的価値と社会的価値の両立による共創価値の創出を目標とするコレクティブ・インパクトという新しい考え方が注目されている。コレクティブ・インパクトを実践するためのマネジメントとして、共創のプラットフォームや多様なプレーヤー間のハブとしてのP2Mに期待される役割はさらに高まると考えられる。本論ではコレクティブ・インパクトの実践において、P2Mがより貢献度を高めていくための新しいアプローチとして、P2Mとインクルーシブデザインというデザイン手法との融合を提案する。