国際P2M学会研究発表大会予稿集
Online ISSN : 2432-0382
ISSN-L : 2432-0382
2020 秋季
会議情報

DX向けRPA(Robotics Process Automation)プロジェクトへのP2M理論の適用
-デザイン思考による作業自動化から業務自動化への考察-
*上條 英樹佐野 弘幸
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 78-93

詳細
抄録
RPAは、人口減少対策の一つとしてホワイトカラー層の業務生産性向上の手段として広く取り組まれてきている。その内容は、RPAの機能を使い、ホワイトカラーの作業を、仮想知的労働者(Digital Labor)と呼ばれるロボットにオペレーションをさせ生産性向上を推し進めるデジタル化になる。企業のデジタル化の流れは、さらに、新しいビジネスを創出するDX(デジタルトランスフォーメーション)へと、今後、加速すると考えられる。DXには、その目的により守りのDXと攻めのDXと言われるタイプがある。守りのDXは、RPAによる業務自動化が手段の一つとして取組まれている。本論文では、DXへのRPA適用時の課題へのアプローチとしてP2M理論の人間中心デザインを適用しDX向けRPA適用フレームワークを考案した。事例プロジェクトへの適用によるDX向けRPA適用フレームワークの有効性について述べる。
著者関連情報
© 2020 International Association of P2M and Authors
前の記事 次の記事
feedback
Top