抄録
国の統合イノベーション戦略で大学におけるマネジメント人材の育成が政策課題になっており、2020年度から行われている研究力強化・若手研究者支援総合パッケージで大学における研究マネジメント人材としてのURA(University Research Administrator) の育成と認定制度が政策の方向として示されている。本論文は、今まで議論されてきたP2Mを活用した研究マネジメントの手法をURA業務に焦点を当てて、6つの創造的統合マネジメント手法を用いた研究マネジメントを提案する。その方法を、環境研究総合推進費での研究支援を例に有効性を評価した。