抄録
筆者は、第5期計画の中核政策として設定されたSociety5.0と地域活動との接点に関心を持ち,普及啓発の研究に取り組んで来た。
国連のアジェンダ2030として採択されたSDGsは、Society 5.0 とともに取り組みが進められ、「2025大阪・関西万博」の開催権獲得に大きく寄与した。同時期には,本学会においても一連の研究発表がされて来た。
SDGsとSociety 5.0を連結しようとする活動は産業界,次いで学術界でも広がっているが,地方ではまだ少ない。この1年の最大の「VUGA」であるコロナ禍下における地域活動について記述を行い,今後の取り組みについて考察を加える。