特集 電気と私～電気との出会い，現在～
高電界の理想的な探り方
2022 年 142 巻 7 号 p. 395-398
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2022 年 142 巻 7 号 p. 395-398
1．はじめに
私は，東京大学で現在，高電圧，放電，電力システムのハードウェアに関する研究室を運営している。図1に高電圧ホールの写真を示す。高電圧工学は現在から将来にわたる電気エネルギーの安定供給を，さらには高度情報化社会を支える基盤となる学問である。特に近年はカーボン
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