抄録
特別低周波電壓發生の一方法として、直流發電機の刷子た整流子上に廻轉して十數サイクル迄の任意の周波數の電壓な得る考案な述ぶる。
其應用の一つとして、電氣計器の機械的定数の測定な行ひ、實驗の測定結果の數例々示す。低周波電流な用ひての強制振動に依る方法と、自由振動に依る方法とがあるが、前者は一般的な方法であり、後者は共振の著しいものにのみ適用される。
内外め製作品に就いての試驗結果より推論すれば、計器(電壓計,電流計のみ)の自然振動數は大約3サイクル以下である。にの報告は定數測定の梗概た示すに止まつて、尚二三の殘された問題がある事を附記する。約3サイクル以下である。
この報告は定數測定の梗概た示すに止まつて、尚二三の殘された問題がある事を附記する。
次の諸項に分つ
第一 緒言
第二 低周波交番電壓の發生装置
第三 電氣計器の指針の強制振動
第四 計器の機械的定數の測定法
第五 定數測定の數例
第六 結語