電氣學會雜誌
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廻轉機械の齒脈動に就いて
望月 重雄
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1925 年 45 巻 444 号 p. 599-604

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抄録
電氣機械の空隙の兩測に溝を有する場合の齒脈動の大さを計算して居る。
パーミアンスの最大値を求むる場合に、fringingに對するパーミアンスは先づ兩者の溝間隔〓比較し、其短き方の溝の中心線を境として、バーミアンスの最大値を與ふべき位置にある齒に、近き溝の部分と對稱なる圖を描き、其の描き變へられたる溝に對し、Carter's fringing constants(兩方の溝が丁度向合ふて居る場合に用ひらるゝもの)を採用して計算して居る。而して計算を容易ならしむるために、批等のconstantsを圖示して居る。
パーミアンスの最小値を求むる場合には、齒と相對する溝の幅が、齒のそれより廣き場合にも筆者が嘗て輿へた實驗式により、簡單なる算式を與へて居る。
最後に、二三のauthorによりなされたる實驗の結果と比較して居る。但し、如上の計算は、溝内に短絡捲線なき場合のものにして、然も鐵の飽和を考へに取らない場合である。
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