電氣學會雜誌
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同期音叉の正確度測定に就て
宮本 和一郎
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1925 年 45 巻 448 号 p. 1024-1034

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抄録
1. 本文は波長計校正用として同期音叉の適否を檢せん爲め其正確度を測定したる方法及結果の概要である。
2. 測定には筆者考案の時計仕掛廻轉計を用ひた。之れは非常に正確なる廻轉數の讀みを示すものである。
3. 測定の結果負荷小なる程正確度大る事、及び交流端子と音叉の脚との接觸間隙大なる程正確度大にして、常に0.2%以下の速度變動率内に保つ事が解つた。而し直流電源の電壓變動する時は同期音叉の正確度は大いに崩れるもの上して蓄電池を電源とせねばならぬ事が解つた。
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