電氣學會雜誌
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シース線發熱素體の理論的考察
河原 亮三郎
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1934 年 54 巻 549 号 p. 273-277

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抄録

茲に言ふシース線發熱素體とは金屬管中心に螺旋状抵抗線を装備し,酸化マグネシウムの絶縁粉末を充填した後,Swaging法に依り管徑を減じ粉末を密實にし,絶縁物の可撓性と心線の堅持性を保ち,絶縁層の高度の熱傳導性と電氣の絶縁性を得べく製作せられた鞘線發熱素體にして,此の特殊の製作工程中に生ずる金屬管絶縁層心線の機械的變化と完成品の熱傳導性及び電氣絶縁性を製作の實際に基き理論的に考察し,夫々に應ずる數式を求め,此の種發熱體設計製作の資料とする。

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