2024 年 53 巻 1 号 p. 10-18
メタバースの文化が進展するにつれて,3Dモデルへの需要は増大し続けている.特に,VR(仮想現実)空間でのアバターを用いたコミュニケーションは,今後ますます重要性を増していくと考えられる.写実的なアバターの生成はすでに多くの手法で可能であるが,アニメ調のアバターの自動生成はいまだ確立されていない.アニメ調の3Dアバターは統一されたトポロジーを持っておらず,また幅広くかつ誇張された特徴を持つためトポロジー間の差異も大きい.本研究では,この問題を解決するために,異なるトポロジーを持つアバターデータから共通のトポロジーを持つ特徴量を抽出するデータセット生成方法を開発した.さらに,メッシュデータとテクスチャデータを独立して抽出することで,異なるモデルから特徴を抽出し,任意の割合で組み合わせることを可能とした.また,これらのデータセットを用いて,ユーザーが少数のパラメータを用いることにより,幅広いアバターの顔を生成できるようなインタフェースが確立可能であることを示した.