医療と社会
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研究ノート
QALYあたりの社会負担の上限に関する調査研究
大日 康史
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2003 年 13 巻 3 号 p. 3_121-3_130

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抄録
 本稿では,費用対効果分析において重要となるパラメーターである社会が負担できるQALYあたりの費用の上限値を調査によって収集,分析した。その結果,平均600万円,中央値100万円と非常に偏った分布を持ち,年齢と世帯所得に関して有意な関係を認めた。世帯所得の係数が1であるとする帰無仮説における仮説検定は棄却され,これまでしばしば用いられている,人的資本から社会が負担できるQALYあたりの費用の上限値を求めることは支持されない。
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© 2003 公益財団法人 医療科学研究所
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