日本統合医療学会誌
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Print ISSN : 2435-5372
報告
カンナビノイド製品はどのように使われているのか:国内患者会調査結果の概要
正高 佑志梅村 二葉三木 直子秋野 公造赤星 栄志三上 礼子山野 嘉久太組 一朗
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2025 年 18 巻 1 号 p. 44-55

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抄録

背 景:日本において大麻は1948年より違法薬物として規制され医療用途での活用も禁止されていたが、2023年の法改正により医療用麻薬と同等の管理対象となり、医療分野での使用が可能となった。また大麻成分を含むサプリメントは一部の重篤な疾患をもつ患者において健康維持目的で使用されているが、具体的な使用目的は評価されていない。そこで今回、これを明らかにすることを目的として横断調査を実施した。

方 法:カンナビノイド医療患者会の参加者を対象に、カンナビノイド製品の使用実態、自覚症状の変化に関するWEB横断調査を実施した。

結 果:調査期間中に109名から有効回答を得た。主な用途はてんかん、精神疾患、慢性疼痛、がんの順で多かった。カンナビノイド製品の使用により、回答者の7割が生活の質の改善を自覚、3割が処方薬の減量を報告した。副作用と疑われる症状は回答者の21%にみられたが、おおむね軽度であり受診を必要としたのは3名のみであった。

結 論:カンナビノイド製品は重篤な疾患を有する患者集団において、生活の質の改善を確保するために多様な目的で使用されていることが示唆された。

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