抄録
特許検索システムで表示される出願経過情報は、審査記録、審判記録、登録記録が別々に表示されているので全体の状況を一目で把握できない。またユーザには重要でない情報が多く羅列されているので目的とする情報を探すのに手間がかかる。一方、特許法はしばしば改正され、それによって出願後の手続や手続の法定期間が変わっているので、表示された出願が適用された特許法と、その手続や法定期間を確認する必要がある。そこで出願経過情報の表示方法として、出願から権利消滅までのさまざまな経路を含む手続フローチャートを改正法に応じて作成し、フローチャート上のステップに審査・審判・登録のデータを割り付け、さらにデータが存在するステップをビジュアルに識別できるようにし、そのステップをクリックすればステップに割り付けられた情報が簡潔に表示される方法を検討した。ここで、表示される出願に適用されるフローチャートは自動的に選択され、各種の法定期間も自動的に計算されて表示される。この経過情報表示方法を特許検索システムを有する数社に提案して実用化された。ユーザビリティの高い経過情報表示方法としてユーザに好評である。