抄録
昭和58年4月-10月の6カ月間に, 当リウマチセンターを訪れた初診患者80例の診断別分類によれば, 確実以上の慢性関節リウマチ(RA)は59例(74%)で, possible-probableの不全型RAは9例(11%)であつた.
定型RAについてはその特徴的臨床所見-関節変形を中心に, 早期RAについては関節X線上の初期変化を中心に若干の解説を試みた. 不全型RAおよび他疾患との合併ないし移行例については自験例の中から二, 三の問題症例を呈示した.
鑑別診断として他の膠原病-SLE, DM, PSS-にみられた関節病変, また特異な関節X線像を示した乾癬性関節炎について自験例を呈示した.