医療
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著明な低ナトリウム血症を呈した卵巣癌患者の周術期管理
下川 歩清水 幸雄高崎 眞弓
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1999 年 53 巻 6 号 p. 415-417

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抄録
我々は腹水貯留によると思われる著明な低ナトリウム血症(104mEq/l)を呈した卵巣癌患者の周術期管理を経験した. 入院時, 意識混濁を認めたためナトリウムの補正と水制限を行い, 神経症状と血清ナトリウム濃度は回復したが, 低カリウム血症が進行した. 診断治療の目的で試験開腹術を施行した. 硬膜外麻酔で神経症状や著明な循環変動を認めることなく手術を終了した. 低ナトリウム血症の周術期管理においては進行速度と症状の有無に応じたナトリウムの補正, 体液量を把握した輸液管理, 循環系への影響を最小限にする麻酔薬, 麻酔法の選択などが重要である
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© 一般社団法人国立医療学会
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