日本画像学会誌
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特集論文
画像の色立体外郭点抽出と色域体積の算出 (II)
斎藤 了一小寺 宏曄
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2000 年 39 巻 3 号 p. 173-183

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抄録
個々の画像が形成する色立体の外郭表面及びその体積を知ることは色再現問題を論じる上で重要である.色立体のCIELAB空間上での3次元形状を記述できれば,色域マッピングや色材の評価に有効である.本論文では,体積計算において外郭をなす四面体群の色度点配列の抽出法と計算精度について考察する.自然画像では画素の色空間上での色度点はわかっても,その配列順を知ることは難しい.配列順決定の方法として,前報では,画素の色度を色相角と明度により2次元の扇形部分空間に分割し,各部分空間毎に中心から最外郭の点を抽出した.最外郭3点と中心点による四面体計算で体積値を示したが,凹包形状の誤差により理論値よりも過剰に算出された.本報では,分割時における明度の使用に変えて明度角を用いて抽出の精度を高め,最外郭の3点で構成される三角面が中心に対して外向きか内向きかを判定し,正負を割り当てた四面体体積計算をすることで,凹包形状での四面体重複誤差を解消した正確な体積算出手法を考案した.画素の特徴に応じた最外郭点を自動的に求めることができ,正確な体積も算出できるので,対象とする画像の色空間上での色域を把握する上で有用な方法である.
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© 2000 一般社団法人 日本画像学会
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