ガラス板中の超音波Lamb波の可視化には光学的可視化が用いられるが,測定対象に垂直に平行光を入射させるため,2次元でしか撮影することができない.そのため,1つの次元は積分されて可視化されている可能性がある.光学的可視化の積分光学効果の存在を明らかにするために,有限要素法を用いて3次元のシミュレーションを行った.測定対象にはガイド波の一種であるLamb波を伝搬させた.シミュレーションの結果,応力分布は断面によって異なり,発生しているLamb波のモードも異なることがわかった.さらに全断面の応力分布を加算した結果,応力分布とモード分布は鋭敏色法と完全に一致したことから,光学的手法の可視化画像における光学積分効果の存在が明らかとなった.