日本画像学会誌
Online ISSN : 1880-4675
Print ISSN : 1344-4425
ISSN-L : 1344-4425
論文
3-メトキシチオフェンオリゴマーの溶解挙動とその金属調光沢発現に及ぼす影響
杉浦 聡哉田村 理人土井 浩敬佐野 凌平塚田 学星野 勝義
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 60 巻 5 号 p. 458-466

詳細
抄録

近年,我々は過塩素酸イオンがドーピングされた3-メトキシチオフェンオリゴマーを合成し,その塗布膜が金色調光沢を発現することを報告してきた.本オリゴマーは,いくつかの極性溶媒に溶解するものの,良溶媒が限定されるという課題がある.本研究では,オリゴマーと溶媒の相互作用が双極子-双極子相互作用であることを特定し,いくつかの良溶媒を選定することができた.また,良溶媒を用いて調製した塗布液から塗布膜をを作成し,膜の光学物性,色物性,および構造を検討した.その結果,塗布液中でπ-ダイマーを形成しやすい溶媒ほど,高いエッジオンラメラの結晶化度,高い反射率,そして強い黄色味をもつ金色調塗布膜が得られることがわかった.

著者関連情報
© 2021 一般社団法人 日本画像学会
前の記事 次の記事
feedback
Top