日本画像学会誌
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Imaging Today
付加価値を生み出すフードプリンター
小沢 啓祐
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2023 年 62 巻 2 号 p. 115-120

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抄録

元々,食品の表面に文字やロゴ,柄を表現をするには焼き印や型押しが主流で,色合いや形状も単純なものが多く,同じ物を大量に作ることが主流であった.しかしながら昨今の食品業界はニーズも多様化し,特に国内の菓子業界に関しては,消費者の目を引くために様々な柄や文字を食品に印刷する可食印刷が主流になりつつある.中でも,可食インクを搭載したフードプリンターは,デジタル化が進む現代において,個別ニーズに特化した商品を生み出す上で重要な役割を果たしている.弊社もその一旦を担い,2005年から食品業界における可食印刷の市場向けにフードプリンタの開発,販売をしてきた.本稿では,「付加価値を生み出すフードプリンター」と題し,弊社が開発してきたフードプリンターを紹介する.

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© 2023 一般社団法人 日本画像学会
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