2025 年 64 巻 5 号 p. 472-476
研究者らは,障害者や高齢者の自立を支援する道具である自助具の3Dモデル共有プラットフォームである「COCRE HUB(コクリハブ)」上に,寸法調整を可能にするパラメトリックサービスを開発・実装した.ユーザーがウェブブラウザ上で数値を調整するだけで,自身のニーズに合わせた3Dモデルを生成し,3Dプリントのためのファイルを取得できる仕組みである.JSCAD(JavaScript Solid Modeling CAD)を活用して開発されたこのパラメトリックサービスは,非専門家でも使いやすく,試用評価により高い有用性が確認された.本解説では,技術選定,開発プロセス,評価結果を詳細に述べ,今後の発展可能性と社会的意義について考察する.