国際生命情報科学会誌
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第6回生命情報科学シンポジウム
体性感覚に関する変則的知覚課題における背景脳波変化(そのII)
山本 幹男古角 智子平澤 雅彦河野 貴美子小久保 秀之境田 英昭
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1998 年 16 巻 2 号 p. 274-283

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抄録
本誌Vol.15, NO.1, pp88-96(1997)「体性感覚に関する変則的知覚課題における背景脳波変化」において、、気功師(気の送り手)と一般人(気の受け手)を感覚遮断して配置し、変則的知覚課題を課したときの受け手の背景脳波の分析結果を報告した。この実験と、その後に行なった別の受け手による同じ実験でのデータを、受け手が送気中と感じた(感受時)半試行群と、非送気中と感じた(非感受時)半試行群に分け、それぞれに対して、送気時と非送気時の受け手のα波平均振幅の差について統計的検定を行なった。感受時には、視覚野において、非感受時には、使用した手に対応する体性感覚野において、送気時と非送気時のα波平均振幅に統計的に有意な差が見られた。
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© 1998 国際生命情報科学会
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