国際生命情報科学会誌
Online ISSN : 2424-0761
Print ISSN : 1341-9226
ISSN-L : 1341-9226
第7回生命情報科学シンポジウム
練功過程における生理変化
河野 貴美子山田 達三平澤 雅彦小久保 秀之山本 幹男
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 17 巻 1 号 p. 78-82

詳細
抄録
気功鍛練として、一種の動功を練習する初心者の練功過程における脳波変化および心拍・呼吸変化を3ヵ月ごと1年にわたり検討した。被験者は、男女2名づつ計4名である。リラックスの指標としての後頭部α波は、月を追ってわずかながら気功中に増大する傾向を示した。後頭部α波に対する前頭部α波の比は、気功中多少増大する様子も見られるが練功過程における変化は明確ではなかった。α波の周波数も、静功で遅く、動功で速くなる傾向を示したが、1年を経過しての変化は明らかではない。心拍数は静功中でも増大した。しかし、練功が進むにつれ、その増大率は小さくなった。
著者関連情報
© 1999 国際生命情報科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top