国際生命情報科学会誌
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第16回生命情報科学シンポジウム
栗田式速読法初級5日間クラスにおける理解度の改善の研究(<特集>第16回生命情報科学シンポジウム)
栗田 昌裕
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2003 年 21 巻 2 号 p. 464-467

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抄録
栗田式速読法は1987年に提唱され、1991年から一貫した内容の指導が始まった。以来、2003年7月までに418クラスが終了し、1万3千人以上の受講生の詳細なデータが蓄積されて来た。心身相関を活用して、文字情報の従来の入力・処理・出力を、新方式にパラダイムシフトさせるのがその訓練法の要点である。本研究では、半月間に10ステップの内容を学ぶ講習で、読書の理解度がどう改善されたかを調べた。対奪は栗田式速読法第400初級半月クラスの参加者66人である。以下、数字は平均で示す。訓練前の読書速度(=初速度)は830字/分で、最後は23919字/分となった(倍率は30倍)。初速度と同じ字数の1分間読書を毎ステップ行わせたときの理解度は、訓練前は31%だったが、10ステップでは67%に上昇していた。10ステップでの速読の理解度は2000字/分速読では59%、3000字/分速読では51%、4000字/分速読では44%、5000字/分速読では38%であり、5000字/分速読でも、従来の読書より理解度は高かった。また10ステップで、「30%理解度」で1分間速読をした結果は9151字読め(11倍)、「40%理解度」では7002字(9倍)、「50%理解度」では5664字(8倍)読めた。以上から、5000字/分以上の速読をしてもその理解度は従来の読書の理解度より高いことが分かり、従来の読書と同程度(30%)の理解度で速読をした結果は初速の10倍を超えていた。本研究の結果から、栗田式速読法の受講者では、読書速度も上がるが、理解度も高まっていることが確認された。
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© 2003 国際生命情報科学会
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