抄録
本研究は視聴覚刺激が健常者における自律神経との関連性について検討することを目的としている。8名の健康男性を対象にして、ヒーリング映像コンテンツによる視聴覚刺激(HS)。それと対照として同様のビデオ画像にモザイク処理を行い、同じ音量の音楽を逆回転で再生したもの(IS)及び安静時(RS)のそれぞれ15分間の計測を行った。計測パラメーターは心電図、血圧、脳血流量変化である。データ解析はパワースペクトル周波数解析とフラクタル次元解析を行った。その結果、フラクタル次元解析には、心拍変動のフラクタル次元は有意な変化が認められた。この結果に関しては、ヒーリング映像視聴時において、副交感神経系の機能の活性化が示唆される結果と思われた。