抄録
地域における看護ケアの一環として、補完代替療法であるヒーリングタッチを14名に実施した。Numerical Rating Scaleによって「身体」「感情」「思考」「スピリチュアリティ」をヒーリングの事前事後に測定した。「スピリチュアリティ」以外の3つの指標で統計的に有意なポジティブな向上がみられ、効果の一般性も大きく、どの分野でもマイナスへの変化は全く無かった。非侵襲的で効果的で副作用がなく経済的に実施できるという特徴を持つヒーリングタッチは、在宅看護ケアに有効な介入方法であることが示された。