労働科学
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原著
腹部および心臓超音波検査における負担の大きい作業姿勢の分析
茂木 伸之鈴木 一弥酒井 一博鈴木 浩之尾本 きよか谷口 信行
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90 巻 (2014) 3 号 p. 94-104

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抄録

超音波検査は筋骨格系障害のリスクを抱えている。本研究の目的は,検査部位と被検者の体型を考慮したリスク低減のための改善方策を探ることである。病院の検査室に勤務する超音波検査技師7名を調査対象とした。腹部検査と心臓検査の作業姿勢を分析した。被検者モデルの体型は2条件(標準と太め)であった。
腹部と心臓の超音波検査において筋骨格系障害のリスクのある姿勢が同定された。一部の姿勢角度に被検者モデルの体格差による影響がみられた。被検者の体格が大きい場合に,腕の拳上や上体の傾きの出現が増大した。
超音波検査者の筋骨格系障害を予防するためには,超音波診断装置の人間工学的な調節をする改善が重要である。周辺で使用する機器の改善も必要であることが本研究で示唆された。特に,検査台の高さの調節が姿勢負担を軽減することが示唆された。(図5,表3)

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© 2014 公益財団法人 労働科学研究所
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