映像情報メディア学会誌
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映像情報メディア未来賞 フロンティア賞受賞
1億3300万画素撮像素子およびフル解像度8K単板カメラシステムの開発
中村 友洋山﨑 貴弘船津 良平島本 洋
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2018 年 72 巻 1 号 p. J35-J40

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抄録

RGBとも3300万画素のフル解像度とカメラの小型化を両立した実用的な8Kカメラシステムを目指して,1億3300万画素撮像素子と,同素子を用いた単板式ポータブルカメラシステムを開発した.開発した撮像素子は32カラム共有・14 bit冗長・逐次比較型AD変換器を採用し,RGBともフル解像度以上の画素数でフレーム周波数60Hzを実現した.本撮像素子を60 Hzで動作させてフル解像度カラー画像を取得し,4000 TV本以上の限界解像度を確認した.また,本撮像素子を用いて開発したカメラシステムは,単板式で初めてフル解像度(60Hz)での撮影を実現した.本カメラヘッドの重量は6.3 kgで,1億3300万画素全画素の信号を放送カメラ用光複合ケーブル1本で伝送可能である.撮像実験を行い,3板式フル解像度8Kカメラと同等以上の解像度特性を確認した.

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© 2018 一般社団法人 映像情報メディア学会
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