映像情報メディア学会技術報告
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適応KL基底によるエッジ保存を考慮した画像符号化
塚原 正人長谷山 美紀北島 秀夫
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p. 1-6

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抄録
エッジの性質を反映した複数のKLTを用いた画像符号化について考察する.画像中のブロックを, その内部に存在するエッジの方向でクラス分類する.その後, 各クラスのブロック集合から共分散行列を求めて固有ベクトル(基底ベクトル)を算出することによりクラスの特性を反映した複数のKLT行列が得られる.提案手法では5つのKLT行列(総称して適応KLT)を用意する.実際には, 画像を低周波成分画像と高周波成分画像に分解したうえで, 低周波成分画像に対してはDCT符号化, 高周波成分画像(エッジ成分を多く含んだ画像)に対しては適応KLTを適用して符号化を行なう.高周波成分画像符号化において, 離散コサイン変換(以後DCT)と比較して適応KLTを用いることによる有効性を検討する.
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© 1998 一般社団法人 映像情報メディア学会
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