映像情報メディア学会技術報告
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部分復号可能な可変長符号構成についての一検討
長谷川 まどか安達 丈晴加藤 茂夫山田 芳文
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p. 19-25

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抄録

画素数が極めて大きい画像をモニタ上に表示する場合, 解像度変換を行わずに全景表示することは困難である場合が多い.また, 画像のある部分を指定し, その領域のみを, より高い解像度で表示させることへの要求が高い.このような場合, 要求する解像度と領域を指定し, その情報のみを部分復号できることが望ましい.本稿では, 符号化された一連の符号系列を逐次的に復号することなく, 符号系列中の一部分を取り出して復号可能にする手法について提案する.本方式は, Golomb-Rice符号を修正し, ある符号語をブロック検出用マーカシンボルに割り当て, これを検出するものである.特に本方式では, 符号語長が符号の次数より長い任意の長さの符号を, 検出用符号に割り当てるように符号を構成することができる.

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© 1998 一般社団法人 映像情報メディア学会
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