抄録
ゾル-ゲル法により赤色発光SrTiO_3:Pr, Al蛍光体作製、発光特性に対するAl添加の効果について検討を行った。Al添加量30mol%までは低速電子線励起発光の輝度, 赤色の色純度ともに向上が見られた。Al添加量30mol%, 励起電圧2kV, 電流密度108μA/cm^2の励起で約33cd/m^2の輝度が得られた。添加したA1の大半はAl_2O_3として蛍光体粒子表面に分布していることが、SEM観察及びNMR測定からわかった。また、XRD測定による面間隔の変化及びNMR測定から、4配位構造のAlが発光に関与していることが示唆された。