抄録
Euで均一に付活したY_2O_3及びY_2O_2S蛍光体をその硝酸塩からそれぞれ尿素-ODH(oxalyldihydrazide)及びチオ尿素燃料を用いて燃焼法により合成した。合成した材料は粉末法X線回折及びPLスペクトルの測定により評価した。得られた結果から, 単一相のEu付活Y2O3及びY2O2S蛍光体が250-500℃の範囲の非常に低い温度で且つ短時間で得られることが示された。その後, 生成物は焼成を行ったが, その際, フラックスを用いない場合と用いる場合の両方を行った。PL強度は前者に比べて後者の方が大きかった。